夕景と撮ろうとビーチに佇んでいたら、
ひとりの少年が
「タバコを一本くれないないか」と話しかけてきた。
その彼は生まれて初めて海を見たという——
写真家・戎康友が30年間に及ぶ取材の中で切り取られた、
アプローチのまったく違うカリフォルニアの断片の数々がまとまりました。
海を初めて見た少年。そこで彼はラルフ・ワルド・エマソンを読んでいました。
ロイド・カーン、リッキー・スワロー、リチャード・ブローディガンら、ライフスタイルの先導者である彼らのゆかりの地を訪ねてシュートした、
70年代カリフォルニアへのオマージュ。Big Surで繰り広げられたアンジーとのストレート・フォトグラフィ・スタディなど、
本書は写真家・戎康友のセンチメンタルなカリフォルニアのアンソロジーです。
戎康友(えびす・やすとも)
写真家。長崎県生まれ。写真館を営んでいた祖父と父の影響で写真を撮り始める。日本大学芸術学部写真学科卒業後、写真家として独立。ファッション誌のエディトリアルや広告ヴィジュアルの撮影、海外を旅しながら撮影したポートレート作品などを制作。加茂克也作品集『KAMO HEAD』(KAMO HEAD)など多くのアーティストの作品集を手掛ける。著書に、編集者ロイド・カーン収集の動物の骨を撮影した『BONES』、文筆家・鈴木るみことの共著で、イギリスの庭を収めた『みどりの王国』(青幻舎)がある。
展覧会
A Whole California Anthology 1993–2025
会期:2026年5月28日(木)‒ 6月16日(火)
会場:BOOK AND SONS(東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番)
https://bookandsons.com/blog
会期:2026年7月16日(木)‒ 7月31日(金)
会場:誠光社(京都府京都市上京区俵屋町437-4)
https://www.seikosha-books.com/event
書籍概要
タイトル:A Whole California Anthology 1993–2025
写真・構成・執筆:戎康友
デザイン:村田錬(brown:design)
編集:古谷昭弘
定価:本体8900円+税
判型:B5変形(253mm×189mm)/248ページ/ソフトカバー
テキスト:日本語/英語
ISBN978-4-908062-69-8 C0072
発売日:2026年5月下旬発売予定