2006年から今日までの間に撮影された、東京やその周辺の夜の景色。初来日から8年の月日をまたぎ、彼女独自の観点でとらえられた夜の光と、闇の中に息づく生き物たちの姿は、美しくエキゾチックであり、ときに恐ろしさをも醸し出す。
「怖いけれども、どこか甘美で、ずっとその中に浸っていたいと思わせる[永遠の夜]の気配がそこにはある。――飯沢耕太郎(『夜気』より)」
アナト・パルナス
1974年イスラエル、テルアビブ生まれ。1996年~2000年テルアビブ大学で日本学を専攻。2000年〜2004年テルアビブのカメラ芸術学校にて写真を学びながら、HAARETZ新聞社で働く。2006年~2013年日本大学芸術学部で国費外国人留学制度の研究生として学ぶ。2013年、同大同学部にて博士号(日本における現代女性写真についての研究)を取得し卒業。主な写真展に、グループ展(2008年、FOIL GALLERY)、「HANABI」(2009年、FOIL GALLERY)、「Holga De Shinjuku」(2010年、Stork Gallery)、「Far Away From (Here)」(2011年、FOIL GALLERY)、「夜気」(2013年、新宿ニコンサロン)がある。
anatparnassphotography web
書籍情報
タイトル:夜気
著者:アナト・パルナス
デザイン:川内圭介(grame)
執筆:飯沢耕太郎
定価:1000円(税別)
判型:A5判変型/ソフトカバー(中綴じ)/28ページ
2013年11月8日・私家版
発売:HeHe
ISBN 978-4-908062-03-2 C0072
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